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自分自身ではなく子供にインプラント治療をと考えている方もいるようです。成人であれば多くの治療実績があるインプラントですが、子供に対してインプラント治療は行えるのか、初歩的な疑問から解説していますのでご覧ください。
結論からお伝えすると、子供はインプラント治療はできません。法律によって治療可能年齢が定められているものではありませんが、クリニックの方針として未成年にインプラント治療を提供しているとは考えにくいです。
顎の骨は個人差があるものの、20歳前後まで成長することが確認されています。永久歯が生え揃っても顎の骨が成長するので、顎の骨に金属を直結させるインプラント治療を行うことで顎の骨に負担を与えたり、成長した顎の骨によってインプラントに悪影響が出るかもしれません。そのため、まだ顎が成長しきっていない子供へのインプラント治療は断られます。
クリニックによって方針は異なりますが、概ね未成年はインプラント治療を受けることができません。では、子供の歯が抜けてしまったらどうするのか。インプラント以外の治療法を紹介します。
抜けてしまった歯のスペースを確保するための装置で、他の歯への影響を防止します。歯が抜けることでスペースが生まれますが、そのスペースを埋めようと残った歯は動いていきます。結果、歯並びが悪くなってしまうのです。隙間を埋めようとする動きを防ぐために、保隙装置を装着して歯に「隙間がない」状態を作り出します。
乳歯が早く抜けてしまった場合など、主に前歯が抜けてしまった時に適応されます。左右の歯を支えに装着することで、見栄えを整えます。ただし、あくまでも見栄えの問題に対しての意味合いが強く、強度は期待できません。食事は難しいので、生え変わりまで時間がかかると予想される場合や、子供ではあっても永久歯が抜けてしまった場合には仮歯ではなく、小児義歯を使用するケースもあります。
子供の歯が抜けてしまったものの、忙しい、あるいは適切な処置が分からないことから放置してしまうケースもあるようですが、放置にはいくつかリスクがあります。
歯は隣合う歯がお互いに支えあって生えていますので、1本抜けるだけでもバランスが悪くなります。歯の抜けたところに移動（倒れる）してしまい、見栄えだけではなく歯の噛み合わせも悪化しかねません。また、これから永久歯が生えてくるタイミングの場合、隣の歯が倒れることで永久歯が生えるスペースを塞いでしまいます。正しい位置に生えることができないことから無理な場所に生えてしまい、見栄え・歯並びそれぞれを悪化させてしまうでしょう。食生活でもスペースに食べ物が引っ掛かり、歯周病リスクが増えることも懸念されます。
スペースが生まれることで歯が動き、かみ合わせが悪くなることであごに負担がかかります。あごの症状である顎関節症だけではなく、かみ合わせの悪さによるストレス、頭痛、肩こり、ひいては成長そのものなど、あごや口以外の部分に悪影響を及ぼすリスクがあります。
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[※1]インプラントの主要な学会・資格取得の条件
・国際インプラント学会（ICOI）認定医:12ヶ月以上経過しているインプラント症例、20症例の提供、各国際口腔インプラント学会研修の受講、等(参照元：https://implant-fukuoka.jp/about-icoi)
・国際口腔インプラント学会（ISOI・DGZI）認定医:インプラント症例、術後3年経過のドキュメントを20症例提出、筆記試験合格、教育講演の受講、等(参照元：https://kokusai-implant.jp/authorize.html)
・日本口腔インプラント学会（JSOI）専門医:インプラント症例、上部構造装着から3年以上経過している症例を20症例以上提出、筆記試験、面接試験、等(参照元：https://www.shika-implant.org/certification/specialty/saisoku.html)
・日本顎顔面インプラント学会 専門医：該当学会の認定指導医・専門医の下でインプラント症例の診断、治療計画、インプラント手術合計30症例以上の経験、筆記試験等(参照元：[PDF]https://www.jamfi.net/senmoni/PDF/senmonikisoku2021.pdf)
・日本顎顔面インプラント学会」専門医：該当学会の認定指導医・専門医の下でインプラント症例の診断、治療計画、インプラント手術合計30症例以上の経験、筆記試験等
[※2]2023年6月21日に調査時点の情報です。
[※3]Google検索で「藤沢 インプラント」と検索して出てきた歯科医院・クリニック62院の中から、「主要な学会の認定医以上の資格[※4]をもつ医師の在籍」「取り扱うインプラントが3種類以上」「フラップレス手術に対応」が公式HPで確認できる藤沢市の歯科医師・クリニックを選出しました。（2023年6月21日調査時点）
[※4]調査の中でインプラントメーカーの取扱いは1～2種類の歯科クリニックが多く、3種類以上は選択肢が多いと判断しています。
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