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OAM(大口式)インプラント法とは、「Ohguchi Augmentation Method」の略称です。OAMは、その手術を考案した開業医、大口弘先生の名前からつけられました。
大口弘先生は、岐阜県と愛知県にある歯科クリニックの院長を務めています。名古屋市立大学大学院医学部で医学博士の資格を取得してきた医師です。
OAM(大口式)インプラント法は、従来のドリルを使ったインプラント法に比べて骨をできるだけ削らない手法として開発されました。
OAM(大口式)インプラント法では、ほかの部分の骨よりも柔らかい上あごの骨に対してインプラントを行うというものです。従来の方法では、骨をドリルで削ってそこにインプラントを埋入していましたが、柔らかい上顎の骨に対してならドリルで骨を削ることなくインプラント手術を行うことができるのです。
直径0.5ミリ程度の小さなバーでインプラントの埋入位置を決め、オーギュメーターという専用器具を用いて空けた穴を少しずつ拡大していきます。その後、器具を変えながら穴を広げ、インプラントを埋入するというのがOAM(大口式)インプラント法のプロセスです。
参照元:大口弘歯科クリニック公式HP(https://www.ohguchi-dental.jp/medical/oam)
OAMインプラント手術以外のインプラント手術では、インプラントの埋入位置にドリルで穴を開けます。ただし、ドリルで穴をあけるときにその先端が大きく削られるため、骨の高さが低くなってしまうという弊害があります。対して、OAM(大口式)インプラント法では最初に小さなバーを用いて骨に穴をあけるので、骨を削ってしまうこともなく、骨を残せるように配慮しながら、手術を続けられます。
また、従来の方法ではインプラントを埋入するために空けた穴をドリルで削りながら少しずつ大きくしていきます。しかし、このときに方向や角度を間違えると、穴の周辺の神経や血管を傷つけてしまうことにもなりかねません。OAM(大口式)インプラント法なら最初に空けた穴からリーマーという器具を挿入して骨の内部を探ったうえで、オーギュメーターという器具で少しずつ穴を拡大していきます。この方法だと骨を削るのではなく押し広げていくので、周囲の組織を傷つけてしまう危険が少なく、骨をより多く残すことができるのです。
OAM(大口式)インプラントの大きなメリットは、従来のドリルによる手法とは異なり、骨に開けた穴を少しずつ拡大していくことでドリルを使用せずにインプラント手術を可能にした点です。
ドリルを使わないのでインプラントの埋入位置周辺の組織を傷つける危険が少なく、骨もより多く残せます。ただし、歯科医師の判断は必要です。
手術を受ける患者さんにとってもドリルを使わないということで抵抗感が少なく、手術を受けやすくなるというメリットもあるのです。
OAM(大口式)インプラントは、神経や血管を傷つける心配が少なく、患者さんの抵抗感も薄いインプラント法で多くのメリットがあります。しかし、骨密度が極端に高い患者さんの場合はこの手法を用いることができない場合もあるので注意が必要です。
参照元:汐留シティセンター歯科HP(https://www.whitetooth.or.jp/treatment/implant/oma)
参照元:株式会社エイペックスメディカ公式HP(http://www.medical-apex.com/service/product/pro-oam/)
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[※1]インプラントの主要な学会・資格取得の条件
・国際インプラント学会(ICOI)認定医:12ヶ月以上経過しているインプラント症例、20症例の提供、各国際口腔インプラント学会研修の受講、等(参照元:https://implant-fukuoka.jp/about-icoi)
・国際口腔インプラント学会(ISOI・DGZI)認定医:インプラント症例、術後3年経過のドキュメントを20症例提出、筆記試験合格、教育講演の受講、等(参照元:https://kokusai-implant.jp/authorize.html)
・日本口腔インプラント学会(JSOI)専門医:インプラント症例、上部構造装着から3年以上経過している症例を20症例以上提出、筆記試験、面接試験、等(参照元:https://www.shika-implant.org/certification/specialty/saisoku.html)
・日本顎顔面インプラント学会 専門医:該当学会の認定指導医・専門医の下でインプラント症例の診断、治療計画、インプラント手術合計30症例以上の経験、筆記試験等(参照元:[PDF]https://www.jamfi.net/senmoni/PDF/senmonikisoku2021.pdf)
・日本顎顔面インプラント学会」専門医:該当学会の認定指導医・専門医の下でインプラント症例の診断、治療計画、インプラント手術合計30症例以上の経験、筆記試験等
[※2]2023年6月21日に調査時点の情報です。
[※3]Google検索で「藤沢 インプラント」と検索して出てきた歯科医院・クリニック62院の中から、「主要な学会の認定医以上の資格[※4]をもつ医師の在籍」「取り扱うインプラントが3種類以上」「フラップレス手術に対応」が公式HPで確認できる藤沢市の歯科医師・クリニックを選出しました。(2023年6月21日調査時点)
[※4]調査の中でインプラントメーカーの取扱いは1~2種類の歯科クリニックが多く、3種類以上は選択肢が多いと判断しています。