滝澤聡明 理事長
料金:1本19万円~
インプラントの種類:10種類以上
鈴木仙一 理事長
料金:1本34万円~
インプラントの種類:2種類
高嶋芸樹 理事長
料金:1本38万円~
インプラントの種類:9種類
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インプラントの埋入手術には、1回法と2回法があります。その中でも、外科手術が1回で済むのが1回法手術です。手術回数が少ないので治療期間が短く、身体への負担を軽減できるのがメリット。ただし、骨の厚みや量が十分でない場合は、1回の手術ではインプラントの固定が不安定になるため、治療を行なえないケースがあります。
手術には局所麻酔を使用するので、基本的に痛みはほとんど感じません。手術の緊張や不安などからストレスを感じてしまう人は、静脈内鎮静法を併用できるか確認してみましょう。
麻酔をし、歯茎を切開。埋入するインプラント体の長さ・太さに合わせて、あご骨をドリルで削ります。
インプラント体(歯根の代わりとなる部分)を埋入します。1回法の場合、ヘッドの部分があご骨の外に出るように設置するのが特徴です。
挿入するインプラントの構造が1ピースか2ピースかによって流れが少し異なり、1ピースの場合はインプラント体とアバットメントが一体になったインプラントを挿入。2ピースの場合は、インプラント体とアバットメントが分かれているため、順に挿入、連結していきます。手術自体はこれで終了です。
手術後、埋入したインプラントとあご骨が結合するまで様子を見ます。期間は3~6ヶ月ほど。骨の状態や治療部位によっても異なるので、医師の指示に従い経過を見ましょう。骨との結合性を高める成分をコーティングしたインプラントを利用すると、通常より結合期間が縮まることがあります。(※1)
※1参考:国立研究開発法人物質・材料研究機構[pdf]
https://www.nims.go.jp/news/press/2013/04/201304080/p201304080.pdf
骨とインプラントが結合したのを確認後、噛み合わせをチェックしながら人口歯を取り付けます。
1回法と2回法は名前の通り、手術する回数の違いで呼び分けられています。2回法では、1次手術でのインプラント挿入時にあご骨の内側に入るように埋め込み、粘膜を元通りに縫合させるのが特徴。2次手術の際に再び粘膜を切開してインプラントを露出させ、アバットメントを取り付けます。
1回法に比べてインプラントが露出している期間が短くなるため、感染のリスクが少ないのが利点です。骨移植などで感染への高い対策が必要なケースでは2回法を採用するケースが多くあります。
手術が少ない分、1回法のほうが身体負担や費用負担は少ない傾向にあります。通院回数の目安は1回法が5~6回なのに対し、2回法は9~10回。治療期間は1回法が2~4ヶ月なのに対し、2回法は4~5カ月になります。(※2)
またインプラント体とアバットメントが一体になっているものを使用することで、耐久性が高まるメリットもあります。
※2参考:北戸田COCO歯科ブログ
https://kitatoda-cocoshika.com/implant/comparison-of-implant-surgery/
1回法は1度の手術でインプラントを埋入するため、しっかり固定できる骨や歯周組織が必要になります。十分な組織がない場合、2回法を採用し、インプラント体を埋入しながら骨の再生を促す手法などがとられます。