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全ての人がインプラント治療を受けられるというわけではありません。インプラント治療をお考えの方は、一度以下の項目を確認してみてはいかがでしょうか。
日常生活において歯ブラシを怠り、歯ブラシ指導後もその生活態度が改善しない方
これらに当てはまる人は、せっかく高い治療費を払っても、インプラントを脱落させてしまう可能性があります。
まずは、今の口腔内の状態から改善する必要があります。
「絶対に治療することができない」というわけではありません。その疾患の状態により、担当内科医と相談して判断する必要があるため、心配な方は一度、相談に行くとよいでしょう。
心臓の病気で通院している、または過去に通院していた場合、インプラント治療が受けられるかどうか、まずは主治医に相談が必要となります。
心筋梗塞、狭心症:4週間以内に狭心発作の回数が増えてきた場合や、安静状態においても狭心発作が生じる場合は、不安定狭心症(切迫梗塞)と呼ばれ、心筋梗塞発作に移行しやすい危険な時期のため、歯科治療自体を避けることが望ましいとされています。
高血圧であるが、主治医の指示通りに通院していない方や薬の服用をしていない方は、治療中に脳出血や脳梗塞などの合併症を引き起こす可能性があるため、インプラント治療は行えません。
血液内科の主治医と連絡を取りながらの治療になります。数値が低いとその分ハイリスクになるため、様子を見ながら…という場合が多いようです。
治療ができないというわけではありませんが、血小板減少症の方のインプラント治療を引き受けてくれる歯科医院が限られているという状況ですので、主治医とよく相談し、病院選びからはじめるとよいかもしれません。
また、しっかりと治療を行っていない、または通院できていないという方はインプラント治療を行うことはできません。
※但し、若年性糖尿病は難しい
血糖値やヘモグロビンA1c値が病的に高いが、主治医の指示通りに通院していない方や、血糖値などのコントロールができていない方は、インプラント治療を受けることは難しいです。
糖尿病の方は血液の循環が悪く栄養や酸素を十分に送ることができないため、傷が治りにくい傾向があります。免疫力の低下により、傷口から感染してしまう可能性も。コントロールができていない状態でインプラントを埋入する外科手術をすると、手術後に感染して化膿したり、インプラントが顎の骨と結合しなかったりするリスクが高いです。
また、治療中のストレスによって血糖値に変化が生じやすく、高血糖や低血糖状態に陥る可能性が高くなります。
※リウマチ・腎不全・膠原病・副腎皮質ステロイドホルモン服用者は治癒遅延を起こします
肝硬変や、重度の肝臓病を患っている方は、手術後に止血されない場合があります。
また、手術前・手術後に服用する薬が肝機能に影響する可能性があるため、インプラント治療が受けられない場合があるのです。
腎疾患:腎不全のため透析治療をされている方や重度の腎疾患をお持ちの方は、免疫力が低下しているため、傷が治りにくいことがあったり、血が止まりにくいことがあります。
また、骨の状態がもろくなっていることもあるので、インプラントが顎の骨と結合しない可能性も考えられます。なので、インプラント治療を受けることは難しいでしょう。
なぜ歯周病になったのか、まずはそこからしっかりと考え改善していく必要があります。せっかくインプラントと埋入しても、インプラント周囲炎になってしまっては意味がありません。
まずは今の口腔内のケアをしっかりとして、医師と相談し改善が見込まれてからインプラント治療を受けることをおすすめします。
歯軋りをすることにより、歯が磨り減る速度が人よりも早いと考えられています。インプラントが天然歯と大きく違うことは「歯根膜」というクッションと呼ばれている膜が存在しないことです。
歯根膜がないことで歯軋りの力を直に受けてしまうのでインプラントがダメになってしまう場合が多いのです。改善策としては、ナイトガードなどを作り、寝ている時の歯軋りを抑えることです。
無意識に日中も歯ぎしりや食いしばりをしている人も多いため、一度意識してみるといいかもしれません。
顎関節症:開口障害を感じている方は、そのまま治療をはじめると症状が悪化する場合があるためインプラント治療は行えません。
また、過去に顎関節症が発症し、現在が感知している場合も、インプラント治療中や治療後に、顎関節症が再発する可能性があるためあまりおすすめはできません。
通院している歯科医院や、インプラント治療を受ける歯科医院で一度相談が必要です。
インプラント治療をする上で以上のことが注意点になります。まずはご自身の生活習慣の見直し、疾患がないかの検査が必要になるかもしれません。
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[※1]インプラントの主要な学会・資格取得の条件
・国際インプラント学会(ICOI)認定医:12ヶ月以上経過しているインプラント症例、20症例の提供、各国際口腔インプラント学会研修の受講、等(参照元:https://implant-fukuoka.jp/about-icoi)
・国際口腔インプラント学会(ISOI・DGZI)認定医:インプラント症例、術後3年経過のドキュメントを20症例提出、筆記試験合格、教育講演の受講、等(参照元:https://kokusai-implant.jp/authorize.html)
・日本口腔インプラント学会(JSOI)専門医:インプラント症例、上部構造装着から3年以上経過している症例を20症例以上提出、筆記試験、面接試験、等(参照元:https://www.shika-implant.org/certification/specialty/saisoku.html)
・日本顎顔面インプラント学会 専門医:該当学会の認定指導医・専門医の下でインプラント症例の診断、治療計画、インプラント手術合計30症例以上の経験、筆記試験等(参照元:[PDF]https://www.jamfi.net/senmoni/PDF/senmonikisoku2021.pdf)
・日本顎顔面インプラント学会」専門医:該当学会の認定指導医・専門医の下でインプラント症例の診断、治療計画、インプラント手術合計30症例以上の経験、筆記試験等
[※2]2023年6月21日に調査時点の情報です。
[※3]Google検索で「藤沢 インプラント」と検索して出てきた歯科医院・クリニック62院の中から、「主要な学会の認定医以上の資格[※4]をもつ医師の在籍」「取り扱うインプラントが3種類以上」「フラップレス手術に対応」が公式HPで確認できる藤沢市の歯科医師・クリニックを選出しました。(2023年6月21日調査時点)
[※4]調査の中でインプラントメーカーの取扱いは1~2種類の歯科クリニックが多く、3種類以上は選択肢が多いと判断しています。