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インプラント治療では一体どのぐらいの期間が必要なのでしょうか?ここでは治療の流れや期間について詳しくまとめています。
インプラント治療を受ける人のなかには、人工歯根を埋め込むだけでなく、虫歯・歯周病治療が必要な人がいます。そういった人たちは、治療期間が長引きますし、治療の流れも通常とは異なるでしょう。ただし純粋なインプラント治療だけであれば、大きく5つの流れに分類可能。ここでは、一般的なインプラント治療の流れや期間について紹介します。
インプラント治療の前に「どれくらいの本数の歯がなくなったのか」「骨の硬さ・骨格・噛み合わせの状態はどうなっているのか」について、しっかりチェックする必要があります。
レントゲンやCTスキャンを使って骨の状態・血管・神経を調査し、手術できる状態かどうか判断。手術を受けられる状態であれば、治療計画が伝えられます。治療方法・費用・通院期間などに同意すれば治療がスタート。骨が足りないという人は、インプラントの前に「骨造成手術」を受ける場合があります。
歯茎を切開してあご骨を削ります。その後、歯の土台となる「人工歯根(インプラント)」を埋め込むまでが一次手術です。一次手術では局所麻酔を使用するため、痛みはほとんどないと言われています。「それでも不安がある」「痛みはできるだけ避けたい」という人は、局所麻酔より効果の高い吸入鎮静法や静脈鎮静法などの麻酔を使用することも可能です。
手術は1~3時間ほどで終わります。骨を削る作業に時間がかかるそうで、インプラントの埋入自体は早いと15分程度。入院の必要はなく、その日で自宅に戻ることができます。
一次手術が終わると定着期間が設けられます。これは骨とインプラントが定着するまでの期間。個人差はありますが、早い人で2ヶ月、長い人で6ヶ月ほどかかるそうです。
手術した箇所にはできるだけ触れないようにしましょう。薬を処方される場合もあるので、医師の指示に従って正しく飲むようにしてください。この時期に激しい運動や、飲酒や喫煙はNG。傷が治りやすいよう安静に健康的な生活をします。
インプラントが定着したら、二次手術に入ります。二次手術は埋め込まれたインプラントにアバットメントというパーツを装着。アバットメントは、歯根部分(インプラント)と人口歯を連結させる部分です。角度や長さはさまざまで、素材も合金・チタン・人口ダイヤモンドなどがあります。一次手術と比べて、痛みや腫れが軽いのが特徴です。
アバットメントを取り付けたら、いよいよ人工歯を装着。人口歯を作るのは、一次手術で切開した歯茎が治った後。インプラント上で歯型を取り、色・形・歯並びを確認しながら作っていきます。
人工ダイヤモンドとセラミックで作られた人工歯で強度が高く、天然歯のような白さとつやが特徴です。
すべてセラミックで作られた人工歯。ジルコニアと比べると強度は弱いですが、経年劣化や変色などがないため長持ちします。
人工歯の中ではもっとも安価。耐久性が弱いという欠点があります。
金属とセラミックで作った人工歯。金属アレルギーの人はアレルギー反応が出るので注意が必要です。
そのほかにゴールドやシルバー、保険適応されるレジンという素材の人工歯もあります。
インプラントの治療期間は、検査から人工歯を装着するまで3〜6ヶ月ほどかかります。仮歯を入れる方法や、条件が合えば即日手術といった方法を選ぶことが可能です。
参照元:武内歯科医院(https://www.takeuchi-shika.jp/2023/01/10/implant-chiryou-kikan/)
インプラントを受けた人のほとんどが、「思っていた以上に時間がかかった」と感じるそうです。メスで切開し糸で縫う作業や、インプラントを埋め込む作業があるため、どうしても時間がかかってしまいます。
「3ヶ月も歯が入れられないと困ってしまう」という人は、仮歯を入れる方法や、条件が合えば即日手術といった方法を選ぶことが可能です。
インプラント治療の期間は、歯の生え方・骨の強度・骨の形状・血管や神経の位置によって異なります。2ヶ月で終わる人もいれば、6ヶ月以上かかる人もいるのが現状です。
例えば、高血圧・心臓病・糖尿病を患っている人のインプラント治療は、健康な人よりもリスクが高くなります。そうなると、前もって血糖値や血圧を下げる治療が必要です。
さらに骨吸収(骨密度が薄い)が大きい人は、骨移植や骨再生の治療を受けなければなりません。これらの場合、治療期間は長くなってしまいます。治療期間が把握できていないと、「本当に治るのか?」と不安になるでしょう。そうならないためにも自分自身の口・歯・体の状態について、医師としっかり話し合うことが重要です。
自分の治療期間を把握できていれば、心にゆとりを持って治療を受けられます。
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藤沢駅・茅ヶ崎駅からアクセス◎小田急線「長後駅」西口下車徒歩5分と退勤・下校の間にも通いやすい。
[※1]インプラントの主要な学会・資格取得の条件
・国際インプラント学会(ICOI)認定医:12ヶ月以上経過しているインプラント症例、20症例の提供、各国際口腔インプラント学会研修の受講、等(参照元:https://implant-fukuoka.jp/about-icoi)
・国際口腔インプラント学会(ISOI・DGZI)認定医:インプラント症例、術後3年経過のドキュメントを20症例提出、筆記試験合格、教育講演の受講、等(参照元:https://kokusai-implant.jp/authorize.html)
・日本口腔インプラント学会(JSOI)専門医:インプラント症例、上部構造装着から3年以上経過している症例を20症例以上提出、筆記試験、面接試験、等(参照元:https://www.shika-implant.org/certification/specialty/saisoku.html)
・日本顎顔面インプラント学会 専門医:該当学会の認定指導医・専門医の下でインプラント症例の診断、治療計画、インプラント手術合計30症例以上の経験、筆記試験等(参照元:[PDF]https://www.jamfi.net/senmoni/PDF/senmonikisoku2021.pdf)
・日本顎顔面インプラント学会」専門医:該当学会の認定指導医・専門医の下でインプラント症例の診断、治療計画、インプラント手術合計30症例以上の経験、筆記試験等
[※2]2023年6月21日に調査時点の情報です。
[※3]Google検索で「藤沢 インプラント」と検索して出てきた歯科医院・クリニック62院の中から、「主要な学会の認定医以上の資格[※4]をもつ医師の在籍」「取り扱うインプラントが3種類以上」「フラップレス手術に対応」が公式HPで確認できる藤沢市の歯科医師・クリニックを選出しました。(2023年6月21日調査時点)
[※4]調査の中でインプラントメーカーの取扱いは1~2種類の歯科クリニックが多く、3種類以上は選択肢が多いと判断しています。