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骨粗しょう症の方でもインプラント治療は可能なのか、注意点も合わせて解説しています。
骨が衰えて骨折するリスクが大きくなる骨粗しょう症ですが、インプラント治療をあきらめる必要はありません。骨の状態をしっかり確認し、適切な治療を行えば十分に可能です。骨を移植させて増やす補助治療が受けられます。
参照元: 医療法人社団 BLISS 政久歯科醫院(https://m-dental.net/column/7372)
刺激を受けない、使われない骨はどんどん退化していき、かえって骨粗しょう症の発症を高めてしまう可能性も。
万が一骨がスカスカの状態でインプラント治療に必要な厚みや高さがない場合でも、骨を移植させて増やす補助治療が受けられます。
骨粗しょう症の方がインプラント治療を受ける場合、いくつか注意点があります。それぞれ見ていきましょう。
つまり、治療期間は最低でも半年以上になります。
参照元:国際デンタルクリニック(https://ida-implant.com/column/591/#:~:text=骨粗鬆症は骨の密度,を待つと安心です。)
通常のインプラントと異なり、骨にあける穴を通常よりもかなり小さくして、インプラントを埋入します。穴を小さくすることでインプラントを埋め込んだ際に骨を圧迫し、骨密度を高くして器具を安定させることが可能です。
骨粗しょう症の方が骨折防止のために服用する「ビスホスホネート(BP剤)」は骨を強くしますが、顎の骨がくさる「ビスホスホネート関連顎骨壊死(がっこつえし)」という症状が発生する可能性も。発症する確率は低いものの、通常の顎骨壊死より治りにくいため注意が必要です。
2003年に骨粗しょう症の方が歯の治療を行なった際、薬の影響で骨の炎症を起こす、顎の骨がくさるといったケースが報告されました。この報告がきっかけで、骨粗しょう症の方が歯の治療を受ける場合は注意喚起されるように。特に負担が大きいインプラントや抜歯などの治療は、よりミスがないように施術することが求められています。
参照元:みんなの医療ガイド | 兵庫医科大学病院(https://www.hosp.hyo-med.ac.jp/disease_guide/detail/65)
日本国内で顎骨壊死になる確率は、薬の使用法で異なりますので、注意が必要です。
抜歯をした場合、BP剤を服用している方に顎骨壊死が発生する確率は0.09~0.34%ですが、BP剤を注射で使用している方は悪性腫瘍症例であると0.88~1.15%。BP製剤(注射)+抜歯を行なった場合は、6.67~9.1%であったとされています。
初診時は「服用している薬」や「通っているクリニック」についてヒアリングがあります。しかし通院途中にBP製剤の服用を始めた場合は、必ず担当の歯科医師に報告するようにしましょう。
歯の治療を受ける際、骨に触れる外科治療はなるべく避けるのが賢明です。もし骨に触れる治療を受けるのであれば、医師に相談したうえで慎重に行う必要があります。
フィットしない入れ歯を使用してしまうと周辺の歯茎にあたって傷ができ、骨が露出します。骨が露出してしまうと細菌感染の原因となるので、入れ歯があたる部分は調整してもらい、フィットする入れ歯を使うようにしましょう。
BP製剤を4年以上服用している場合は、顎骨壊死の発症リスクが高くなるとされています。長年服用すると、骨の中に蓄積する薬の量も多くなるためです。そのため、4年以上BP製剤を服用している方が歯の治療を受ける際は、特に慎重になる必要があります。
骨粗しょう症の方が歯の治療を受けたことで、骨の炎症である「骨髄炎」、あごの骨がくさってしまう「顎骨壊死」のケースが発生したことをきっかけに、インプラント治療は注意が必要だと言われるようになりました。
十分な診察を受けてから治療を受けてください。
参照元:厚生労働省[PDF](https://www.mhlw.go.jp/www1/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/272-1.pdf)
飲み薬の場合、発生頻度はそこまで高くないものの、絶対に起こらないわけではありません。「飲み薬だから大丈夫」「黙っておこう」といった行動は決してしないようにしましょう。
骨粗しょう症の薬を使用している方でインプラント治療を受ける際は、薬を服用していることを医師に必ず報告してください。服用している薬の種類はもちろん、「いつから飲んでいるのか」「1日どのぐらい服用するのか」まで詳しく伝えましょう。
ただ4年以上BP製剤を使用している方は、顎骨壊死の発生率が急激に上がるので、インプラント手術を避けた方がいいかもしれません。どうしても必要な場合は、十分な診察を受けてから治療を受けてください。
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[※1]インプラントの主要な学会・資格取得の条件
・国際インプラント学会(ICOI)認定医:12ヶ月以上経過しているインプラント症例、20症例の提供、各国際口腔インプラント学会研修の受講、等(参照元:https://implant-fukuoka.jp/about-icoi)
・国際口腔インプラント学会(ISOI・DGZI)認定医:インプラント症例、術後3年経過のドキュメントを20症例提出、筆記試験合格、教育講演の受講、等(参照元:https://kokusai-implant.jp/authorize.html)
・日本口腔インプラント学会(JSOI)専門医:インプラント症例、上部構造装着から3年以上経過している症例を20症例以上提出、筆記試験、面接試験、等(参照元:https://www.shika-implant.org/certification/specialty/saisoku.html)
・日本顎顔面インプラント学会 専門医:該当学会の認定指導医・専門医の下でインプラント症例の診断、治療計画、インプラント手術合計30症例以上の経験、筆記試験等(参照元:[PDF]https://www.jamfi.net/senmoni/PDF/senmonikisoku2021.pdf)
・日本顎顔面インプラント学会」専門医:該当学会の認定指導医・専門医の下でインプラント症例の診断、治療計画、インプラント手術合計30症例以上の経験、筆記試験等
[※2]2023年6月21日に調査時点の情報です。
[※3]Google検索で「藤沢 インプラント」と検索して出てきた歯科医院・クリニック62院の中から、「主要な学会の認定医以上の資格[※4]をもつ医師の在籍」「取り扱うインプラントが3種類以上」「フラップレス手術に対応」が公式HPで確認できる藤沢市の歯科医師・クリニックを選出しました。(2023年6月21日調査時点)
[※4]調査の中でインプラントメーカーの取扱いは1~2種類の歯科クリニックが多く、3種類以上は選択肢が多いと判断しています。