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インプラントを埋入するための骨の厚さが足りない場合に用いられる手法であるサイナスリフトについて解説しています。
サイナスリフトは、一般的にインプラントを埋入する部位である上顎奥歯の骨の量が、不足しているときの治療法です。「サイナス」とは上顎骨の内部にある大きな空洞のことで、別名「上顎洞」とも呼ばれます。
手術が必要と判断されるのは、骨の厚みが3~5mm以下のケース。1本ではなく、複数の歯が欠損しているときに使われます。
複数の歯がない場合に使われるのは、歯が失われると、歯を支えている骨である「歯槽骨」が吸収されてしまうから。その部分の骨が次第に薄くなっていきます。
顎の場合は、歯槽骨が吸収されるにつれて上顎洞も拡大されるので、骨がどんどん薄くなってしまうのです。そして、最終的にはインプラントの埋入が不可能になるほど骨が薄くなってしまうのです。
このように、骨が薄くなってしまった場合に用いられる治療法がサイナスリフトです。
インプラントを埋入した後は、歯茎やあごの骨が治癒を待ってから、インプラント体の上にかぶせるアバットメントを入れる手術を行います。
※1参照元:大阪インプラント:サイナスリフト(https://www.osaka-ic.com/implant_tech.html)
サイナスリフトのメリットは、骨の厚みが3~5mm以下という状態になっても手術できる可能性があるので、今までインプラント治療を断られてきた人でも望みが持てます。
同じく、あごの骨が薄くなっているものを補填するときの「ソケットリフト」よりも、骨が薄くなっている場合にも受けられます。広範囲に渡って歯が失われている場合でもインプラント治療が受けられます。
サイナスリフトは、移植した人工骨が十分に成長したことを確認してからインプラント治療を行います。したがって、ソケットリフトと比べてより長い治療期間を要します。
サイナスリフトの治療期間は、長い場合は1年近くかかる場合もあるのです。体への負担もソケットリフトに比べると大きくなります。
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[※1]インプラントの主要な学会・資格取得の条件
・国際インプラント学会(ICOI)認定医:12ヶ月以上経過しているインプラント症例、20症例の提供、各国際口腔インプラント学会研修の受講、等(参照元:https://implant-fukuoka.jp/about-icoi)
・国際口腔インプラント学会(ISOI・DGZI)認定医:インプラント症例、術後3年経過のドキュメントを20症例提出、筆記試験合格、教育講演の受講、等(参照元:https://kokusai-implant.jp/authorize.html)
・日本口腔インプラント学会(JSOI)専門医:インプラント症例、上部構造装着から3年以上経過している症例を20症例以上提出、筆記試験、面接試験、等(参照元:https://www.shika-implant.org/certification/specialty/saisoku.html)
・日本顎顔面インプラント学会 専門医:該当学会の認定指導医・専門医の下でインプラント症例の診断、治療計画、インプラント手術合計30症例以上の経験、筆記試験等(参照元:[PDF]https://www.jamfi.net/senmoni/PDF/senmonikisoku2021.pdf)
・日本顎顔面インプラント学会」専門医:該当学会の認定指導医・専門医の下でインプラント症例の診断、治療計画、インプラント手術合計30症例以上の経験、筆記試験等
[※2]2023年6月21日に調査時点の情報です。
[※3]Google検索で「藤沢 インプラント」と検索して出てきた歯科医院・クリニック62院の中から、「主要な学会の認定医以上の資格[※4]をもつ医師の在籍」「取り扱うインプラントが3種類以上」「フラップレス手術に対応」が公式HPで確認できる藤沢市の歯科医師・クリニックを選出しました。(2023年6月21日調査時点)
[※4]調査の中でインプラントメーカーの取扱いは1~2種類の歯科クリニックが多く、3種類以上は選択肢が多いと判断しています。