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インプラントは手術が終わったら、終わりではありません。その後のメンテナンスがインプラントの寿命を左右することから、正しい手入れが欠かせません。ここでは、インプラントのメンテナンス費用について、保険適用、医療費控除、頻度などよくある疑問について説明します。
インプラントを埋め込んだ後は、インプラント周囲炎を予防することが大切です。インプラント周囲炎とは、インプラント周辺の歯茎が炎症を起こし、インプラントの脱落を起こす状態のことを指します。せっかく治療したインプラントを健康な状態で保つためにも、インプラント周辺のクリーニングをはじめ、メンテナンスは欠かせません。
また、メンテナンスを行うことで、歯の寿命も伸ばせるというメリットがあります。これは定期的にインプラントのメンテナンスを行うことで、他の口腔内の変化にも気づきやすく、結果的に虫歯や歯周病の早期発見につながります。
インプラントには、割れたり欠けたりした場合のメーカー保証が付いている場合もあります。しかしほとんどの保証は、正しいメンテナンスを定期的に行なっていることが条件です。メンテナンスをしていれば、保証期間内に万が一何かが起こった場合に費用を抑えられます。
多くの歯科予防処置は保険適用なのですが、インプラントのメンテナンスは自由診療のため、保険適応外となります。一般的に3,300~11,000円程度(※1)となりますが、メンテナンスの内容により費用は異なります。
ただし、この費用を抑えるためにメンテナンスを怠ると、先ほども説明したようにインプラント周囲炎になることも。インプラント周囲炎は、症状が進んでしまうと、インプラントが抜け落ちてしまうこともあります。インプラントに保証がある場合、メンテナンスを怠ってしまうと、インプラントの保証の対象外になってしまうことがあります。
再手術が必要になった場合には、費用がかさんでしまうため、定期的なメンテナンスは行いましょう。
インプラント治療を開始される前に、治療後にかかるメンテナンス費用についてもきちんと説明を受けて、理解した上で治療に臨むことが重要です。
※1 参考元:ナタリーデンタルクリニック(https://www.natalie-dent.com/implant-maintenance.html)
インプラントの治療法や口腔内の状態は患者さんによって異なります。そうならないためにも計画的なメンテナンスを忘れないようにしましょう。
※参考元:増田歯科医院(守口本院・京橋院・門真院)(https://www.masuda-shika.net/column/implant_maintenance_cost/)インプラント治療の際に担当医とよく相談して、メンテナンスにどの程度の頻度で通院する必要があるかなどは事前に確認しておきましょう。またインプラントのメーカーによっては、例えば年に4回などと、メンテナンスの頻度を保証の条件にしているところもあります。お口の中の状態が良くなければ保証の対象外になってしまうことがありますので、そうならないためにも計画的なメンテナンスを忘れないようにしましょう。
インプラント治療は、医療費控除の対象となります。しかし、一般的に支出が必要とされる基準を超えないことが条件です。(※2)
あまりにも高価な材料を使っている場合には、対象外になります。医療費控除(※3)は、その年1月1日から12月31日までに出費した自分や家族の医療費の合計が10万円以上となった場合に、最高で200万円の医療費控除が受けられる仕組みです。控除を受けるには、所得からこの医療費の合計を引いた金額で確定申告をしてください。ここで注意が必要なのは、会社員など給料から税金が天引きされる場合も確定申告が必要なことです。税金と違い医療費は年末調整で控除されませんので、くれぐれも忘れないようにしましょう。
インプラントには、手術を受けた後でも、定期的なメンテナンスが欠かせません。インプラントがあるならメンテナンスは大切な役割となりますから、治療後も長くお付き合いしていける歯科医院を選ぶことがポイントとなります。
メンテナンスの内容はクリニックによっても様々ですが、口腔内のチェックに始まり、噛み合わせ確認、インプラントのぐらつき、歯周ポケットの深さ、レントゲンやCTによるあごの骨の状態確認、歯磨き指導、歯科医や衛生士による専門のクリーニングなどがあります。
治療開始前にメンテナンスの内容と頻度、費用、保証がある場合のメンテナンスの条件、自宅でのセルフケアの方法までしっかり説明してくれるクリニックを選びましょう。
10メーカー、12種類の豊富なインプラント体[※2]から、骨の状態に合わせて適切なプランを提案。
クリニックが金利を負担。36回まで金利0%!最長84回支払いのデンタルローンが活用できる。
藤沢駅・茅ヶ崎駅からアクセス◎小田急線「長後駅」西口下車徒歩5分と退勤・下校の間にも通いやすい。
[※1]インプラントの主要な学会・資格取得の条件
・国際インプラント学会(ICOI)認定医:12ヶ月以上経過しているインプラント症例、20症例の提供、各国際口腔インプラント学会研修の受講、等(参照元:https://implant-fukuoka.jp/about-icoi)
・国際口腔インプラント学会(ISOI・DGZI)認定医:インプラント症例、術後3年経過のドキュメントを20症例提出、筆記試験合格、教育講演の受講、等(参照元:https://kokusai-implant.jp/authorize.html)
・日本口腔インプラント学会(JSOI)専門医:インプラント症例、上部構造装着から3年以上経過している症例を20症例以上提出、筆記試験、面接試験、等(参照元:https://www.shika-implant.org/certification/specialty/saisoku.html)
・日本顎顔面インプラント学会 専門医:該当学会の認定指導医・専門医の下でインプラント症例の診断、治療計画、インプラント手術合計30症例以上の経験、筆記試験等(参照元:[PDF]https://www.jamfi.net/senmoni/PDF/senmonikisoku2021.pdf)
・日本顎顔面インプラント学会」専門医:該当学会の認定指導医・専門医の下でインプラント症例の診断、治療計画、インプラント手術合計30症例以上の経験、筆記試験等
[※2]2023年6月21日に調査時点の情報です。
[※3]Google検索で「藤沢 インプラント」と検索して出てきた歯科医院・クリニック62院の中から、「主要な学会の認定医以上の資格[※4]をもつ医師の在籍」「取り扱うインプラントが3種類以上」「フラップレス手術に対応」が公式HPで確認できる藤沢市の歯科医師・クリニックを選出しました。(2023年6月21日調査時点)
[※4]調査の中でインプラントメーカーの取扱いは1~2種類の歯科クリニックが多く、3種類以上は選択肢が多いと判断しています。